指導法

66. 幸せをつかむ方法

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こんにちは!田畑です。

 

♪しあわせは あるいてこない だから あるいてゆくんだね

 

この歌詞を見てメロディーが浮かんだ人はいるでしょうか?昭和43年に出たらしいですよ。今日はこの歌詞にも関係する、この前テレビで見たドラマの1シーンにとても共感したのでそのお話をします。

 

~あらすじ~

あるイベント会社の女性社員はめちゃめちゃ仕事ができる人なのですが、同僚や部下ならず上司に対しても対応の仕方は冷徹そのもの。所謂「鉄の女」のようなキャリアウーマンですね。彼女は結婚はしていませんが、退職した父と引きこもりの弟がいて、家のローンや家族の世話のやり繰りで忙しく、誰にも認められない自分の人生に不満が募っていました。

あるときその不満を主人公にぶちまけるのですが、逆に主人公は一喝「私たちはこの不公平な世界で生きていくしかないの。自分の運命を呪ったって意味ないの!」

主人公は自分の立っている苦境に不満を言うばかりで、自ら幸せを掴もうという行動をしていないこの女性社員に説教をしたわけですね。

 

 

 

さて、なにかと理由をつけて自分の状況を変えようと努力せず、ただ文句を言ってばかりの人というのは世の中にたくさんいるように感じます。教室で子どもたちを見ていてもそういう子がいたりします。

 

 

例えばよく聞く愚痴が「授業の先生が嫌いで話を聞くのが嫌だから授業がわからない」というものです。

 

性格的に嫌いな先生というのもいるでしょう。これは人間なので仕方ないと思います。でもだからって授業がわからないのをその人のせいにしていいのでしょうか?「わからない」を「わかる」にしたければ他にもいろんな手段はあるはずです。別の先生に話を聞く、友達に聞く、教科書を読みまくる…など。この行動が起こせない人は「わかりたい」という気持ちが弱くて行動に移っていないだけですね。「わからない」のを人のせいにしてはいけません。これは先日お話した「誰のせいでも自分の人生」という前職の社長の名言にも通じます。

 

 

子どもは特に好きでもないものには粘り強く取り組むことができない(逆に好きなことには無我夢中で取り組むという側面も持ちます)ので、このような論調で事実を突きつけても本能的に逃げてしまうだけです。しかしそのまま大人になって不満を言ってばかりという人生を歩んでほしくないという気持ちもあります。ではどうすればよいのか?

 

それは「不満と思うことは仕方ないけれど、改善する方法も同時に考えて行動する」です。何か不満なことがあったら「じゃぁどうする?」と問いかけるのです。こういった答えを自分でひねり出す問いかけ(オープンクエスチョンといいます)は子どもが元気なときでなければしてはいけませんが、自ら考えるように促すことは成長に大きく繋がります。こういった「答えのない問題」について考える機会が子どもの時から多ければ多いほど、成長したときの考え方が深くなります。

 

これからの長い人生を豊かにして生きていけるように「自ら考え、行動する」教育を心がけていきたいですね。

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