勉強法

122. 勉強は日常生活に紐づけよう

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こんにちは!田畑です。

 

週末は友人のボードゲーム会に参加したり、妻の親戚や友人の家に遊びに行って満喫しました。

 

妻の親戚や友人の家庭にはお子さんがそれぞれ2人ずついました。

 

生まれたての子から小学生までみんな元気いっぱいで、一緒に遊んで僕も楽しませてもらいました。

 

 

 

 

さて、子どもたちの中には小学2年生の女の子(Aちゃん)がいて、その子のお母さんから「もう算数でつまづき始めてるんよ…」というご相談を受けました。

 

話を聞いてみるとAちゃんは長さの単位変換が苦手とのこと。

 

例題としては「8cm6mmは何mmでしょうか?」だとか「37mmは何cm何mmでしょうか?」だとかです。

 

この後は、液体(l⇔dl⇔ml)や重さ(kg⇔g)の単位変換もありますし、難しいものだと60進法になる時間(時間⇔分⇔秒)なども待ち受けています。

 

そのためにも10進法の単位変換は簡単にできちゃうくらいまで習得してほしいところ。

 

ではこの単位変換を習得するにはどのような練習をすればいいのでしょうか?

 

 

 

 

僕の回答としては「身近なものを実際に計測したり、その数字をもとに比べてみたりする」といいと思います。

 

子どもたちは小学校中学年くらいまでは数字で大きさや長さといった尺度を感じ取ることはまだまだ難しいです。

 

物を見たり、持ったりしてみて「○○より重い」だとか「○○より小さい」といったように比較して感じ取ります。

 

 

 

これは小学生の間に習う算数のほとんどで言えることですが、学習内容の練習は机の上だけでなく、できるだけ実生活に混ぜ込んでいってあげることがおススメです。

 

今回の単位変換の例でいえば、こういったシートを用意します。

 

お子さんにこれを渡して、実際にその長さを測ってきてもらって書きこんでもらいます。

 

このときにmmとcmをどちらも一緒に測ってもらうことがポイントです。

 

こうすれば問題を解き終わって、見比べてみると単位変換の法則に少なからず気づくはずです。

 

 

 

このように、子どもには机の上で「cmをmmに直すときはcmの数字を10倍してmmと足すんだよ」なんて問題の解説をするよりも

 

いくつも例を並べて自分で法則を見つけてもらう方が何百倍も理解が早いです。

 

 

 

さらに、たくさんの問題をこなすことで「○○よりも△△のほうが□cm短いね」というふうに比較する力まで養えちゃって一石二鳥!

 

あとは「長さ」だけでなく「厚さ」をテーマにすると以外な発見(○○より△△の方が薄い!とか)がありますし、「厚さ」という概念も早めに習得できます。

 

 

 

しかしここで注意して頂きたいのは、理解=習得ではないということです。

 

子どもたちは理解も早いですが忘れるのも早かったりします(特に興味のないことはすーぐに忘れちゃいます)。

 

習得の目安は「口頭でのやり取りで問題に答えられる」ことです。

 

問題を出されて頭の中でスラスラと変換できていれば頭に十分に刷り込まれたということと考えてもいいと思います。

 

 

 

 

小学校中学年まで習う内容は生活で使うことが多いため、当たり前のことがとても多いです。

 

そこで「こんなこともわかんないの?」なんて接し方をしていると子どもは余計に勉強が嫌いになってしまいます。

 

当たり前のことすぎて、教えるのも辟易してしまう気持ちもわからなくはありません。毎日のことですしね…

 

しかしこれからの勉強に対する意欲を育てることも兼ねていると考えて、根気よく一緒に勉強をしてあげてみてください!

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