指導法

104. 自己肯定感の6つの基礎感情

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こんにちは!田畑です。

 

愉開塾は昨日でお盆休みが終わり、今日から営業を再開します。

 

とはいえまだお盆中でもあるということでお休みの生徒も多いため、教室もウォームアップといったところです。

 

 

 

さて、お盆中に自己肯定感の教科書という本を読みました。

 

夏期講習中は特に中学3年生が毎日のように通ってくれるので、より子どもたちの様子が見えてくるようになります。

 

すると子どもたちの特徴もより鮮明に見えてくるのですが、数人の子どもたちが「無理だ」とか「やる気でない」といったネガティブな言葉を頻繁にこぼしてしまうのに気づきました。

 

教室に来た時に時折こぼしているくらいだと思っていましたが、全体的にネガティブ思考なように見受けられます。

 

原因としては「自信がない」ことかなぁと思いました。

 

今回は「自信」という言葉を「何かを成し遂げる上で自分をどれだけ信じれるか」というよりも「ありのままの自分をどれだけ受け入れられるか」という意味合いを強く意識して使っています。

 

自信がないから、自分の好きなものを堂々と好きと言えない。そして周りの友達の動向に合わせることばかりを考えてしまう。

 

自信がないから、失敗してしまうともっと自信がなくなるかもしれない。そして気軽にチャレンジできなくなる。

 

ではその自信をどのようにしてつけてあげれば良いのか?それを知りたくて今回は本を手に取りました。

 

今日は自己肯定感って何?という疑問に対する回答をシェアしようと思います。

 

 

 

自己肯定感は「自尊感情」「自己受容感」「自己効力感」「自己信頼感」「自己決定感」「自己有用感」の6つの感から成り立っているそうです。

 

「自尊感情」とは、人の評価を気にせず、自分自身に「いいね!」と言える感情です。

 

SNSが発達した現代社会で未熟な子どもたちが他人の評価の嵐に巻き込まれて自尊感情が傷つけられる状況は避けたいですね。

 

「自己受容感」とは、ネガティブな感情が芽生えたとしても「ネガティブな感情も自分の一部分だ」と自分を認めることができる感情です。

 

失敗をしてしまう自分も認めてあげる。これができれば次の頑張りに繋がるようになってきます。

 

「自己効力感」とは、困難に立ち向かった時にどうすれば乗り越えられるかを考え、それを実行できる感情です。

 

「勇気」ともいえるこの感情は失敗したときの対応策を考えておくことで少しずつつけていける力です。

 

「自己信頼感」とは、言葉そのままですが自分を信じて行動できる感情です。

 

自己効力感と似ていますがこちらは「自信」、つまり自分の価値観を信じて行動できるかどうかが大切な力です。

 

「自己決定感」とは、こちらも言葉そのままですが、分岐点に立った時に自分で自分のことを決めることができる感情です。

 

これが低い子どもは「親がよかれと思って先に代弁してしまっている」ケースもよく見受けられます。

 

「自己有用感」とは、自分以外の誰かのために自分は役に立っていることを感じることができる感情です。

 

これは自分が成長するのに必死な子どもたちにとっては伸ばすのが難しい感情かもしれませんが、中学生くらいからは少しずつ意識して伸ばしてあげたい感情です。

 

 

 

これら6つの感が土台となって自己肯定感が作り上げられます。

 

自分のことが好きになれれば、人生を前向きに生きていくことができるようになります。

 

教室に来てくれる子どもたちにはぜひそういった人生を歩んでいってもらえるように僕も働きかけていきたいと思います。

 

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