新聞記事

72. 情報と良いお付き合いを!

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こんにちは!田畑です。

 

今日は6/16(日)の北日本新聞の時論欄にて「「上級国民」が意味するもの」というタイトルで江川紹子さんが語っていたことについてお話します。

 

「最近、ネットの世界でしばしば「上級国民」という言葉を目にする。高級官僚や政権に近い人たちを指し、「あの人は上級国民だから特別扱いされている」と非難する文脈で使われている。」

 

これは完全なデマなわけですが、なぜこういったものが蔓延しているのか。

江川さんは理由を2つ述べていて、1つが「ネット上では、直感的に感じたことを吟味せず、そのまま発信する人がかなりいる。」というもので、もう1つは「政治家や官僚が絡む疑惑で、釈然としない処理が相次いだ不満」が噴出して人々に不信感が広まっていることを挙げています。

 

 

僕としてはこういった大人にならないように子どもたちにどういった教育をしていくべきかをここに記しておきたいと思います。

 

1つ目の理由「直感的に感じたことを吟味せず、そのまま発信する」

インターネットが急速に普及してしまったこともあり、大人といってもインターネットで得られる膨大な情報を適切に扱えている人は少ないのではないでしょうか。今や子どもたちもスマホやタブレットを気軽に使って情報を得ていますが、人生の経験値の少なさからその端的な情報を鵜呑みにしやすい傾向にあります。ですので大人も情報リテラシー(適切に情報を扱う知識やスキル)が未熟な状態で子どもたちに情報取得媒体(スマホなど)を与えていてはいけないと思います。ただ、今後の将来で必ずそういった媒体を使っていかなければならないので、使用を禁止するのではなく正しい使い方を大人が教えていく必要があると思います。そのためには大人も情報を正しく取捨選択し、より誤解を生まないような発信の仕方を学ばなければなりません

 

2つ目の理由「釈然としない処理」に対する人々の不信感

これに関しては政治家や官僚に限らず、大人は子どもが疑問に思ったことに対して自分の保身に走ったりめんどくさがったりせずにしっかりとした説明をするということを心がけることが大切だと思います。言いにくいことや子どもにとって難しいことなどもあるでしょう。それでも子どもは大人の背中を見て育つのです。僕も教室で1,2時間子どもと接する時間がそれぞれあるわけですが、変に肩肘を張らずにありのままの気持ちで子どもたちと対等に接するように心がけています。

 

まだ教えるべき時じゃないなどと先延ばしにして、実際に適切な年齢にきたら「学校が教えてくれるだろう」だとか「友達などを通じてそれなりに察していってくれるだろう」という考えは甘いと思います。実際に子育てを経験したわけではないので親御様方にとっては若輩者の戯言のように感じられる方も多いかと思いますが、そういった信念をもって今後も生徒と接していきたいと思っています。

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