田畑の考え方

42. 近い未来のための教育

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こんばんは!田畑です。

昨日は「近い将来に人間が賃金を稼いで生活をする生活スタイルが崩れ去ってしまうかもしれない」というお話をしました。

今日はそんな未来を生きるかもしれない子どもたちにつけてほしい力についてお話しします。

 

現代の世界では大きな戦争がここしばらくは起きていないとはいえ、貧富の差の拡大や紛争や環境問題などの課題が山のようにあります。しかし一方で、技術革新の歩みはそういった問題で遅くなるどころか加速度的に進歩していっています。

ここ最近で何度もニュースにも取り上げられてきた交通事故に対しては自動運転の技術が答えになってくれたり、その延長で物流も人手不足の解消が図れたり、先日見たテレビでは空気中の二酸化炭素をある媒体に吸着させてそれを地面に埋めることで空気中の二酸化炭素を減らす技術が生まれたりもしているようです。

このように、ある問題が起こればそれに対して人間は克服をしていくことができるのです。昔どこかで「夢のように考えていることも努力をすればすべて必ず実現できる」というようなことを聞いた覚えがありますが、これは本当のことだと思います。しかし、そのためにはそもそもその「夢」を思いつく必要がありますし、「科学技術を発達させる原動力」も必要です。

 

 

これからの子どもたちには僕はその「夢を思いつく力」とその「夢を追いかける力」をつけてあげたいと思っています。

今の子どもたちには総じて元気がない、と僕は感じています。学校の授業や、ヘタをすると夜まで続く部活でヘトヘトになり、大量の宿題が出されているにも関わらず土日も部活があったり…子どもたちに自分たちの好きなことをする「遊び」の時間が足りていないように感じます。休日は何してるの?と聞いても「寝てる」とか「ボーっとしてる」とかいう答えを聞くたびにその子たちの未来のことを考えると怖くなるのです。今の社会人でも普段は仕事に忙殺され、休日には寝たりボーっとして時間を過ごして、また仕事に狩り出されるように週明けを過ごす。何のために生きているのかわからなくなっている大人の姿と重なってしまうのです。

 

今の子どもたちは将来、今までの日本人が大人になるときに目指してきた「必死で勉強をしていい学校を出て、大企業で定年まで勤める」という大人にはもうなれません。

一昔前の構図は「貧しい」→「努力すれば結果(収入)につながる」→「(経済的に)豊かになる」→「成功による達成感を得る」というものでした。

現代の構図は大きく異なり、前提として経済的にはある程度すでに豊かです。貧しい方もまだまだ多くいらっしゃるかもしれませんが、社会福祉制度が整ってきていたりすることで、ご飯を食べれないだとか、娯楽となるテレビが見れないだとか、情報検索のためにスマホが持てないだとかいった人はあまりいないと思います。

では「ある程度生活する基盤が出来ている」上で「どういった点で豊かになる」ことを目標にすればいいのでしょうか?

その答えは「心の豊かさ」だと僕は思うのです。上記で挙げていた「成功による達成感を得る」ことを経済的豊かさ以外の面で求めていく必要があります。そしてそのために必要な力が「夢を思いつく力」とその「夢を追いかける力」なのです

これからの時代は「やりたいことをやって楽しんだもん勝ち!」の時代になってくるでしょう。

「夢を思いつく力」をつけるために必要なのは「見聞や経験から成る知識」「基礎学力(計算力と読解力)」です。

「夢を追いかける力」をつけるために必要なのは「その夢への執着力」とそれによって生まれる「継続力」です。

 

僕たち大人が子どもに積極的に働きかけるべきは「夢を思いつく力」をつけてもらえるように、様々なことを経験させてあげたり、自分たちの知っていることを教えてあげることです。そして夢を見つけたらそれをしっかり追いかけられるように、基礎学力として簡単な計算や読み書きができるくらいの力をしっかりつけてあげましょう。

それだけのことを子どもにしてあげればあとは勝手に子どもが自分から夢を見つけて追いかけ始めるでしょう。

子どもがワクワクして夢を追いかけて成長していくことほど素晴らしいことはないですよね!

 

 

明日は夢を追いかけようとする子どもに対して大人がとるべき姿勢についてお話をします。

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