こんにちは!田畑です。
今日からしばらくは「2020年から始まる教育改革」についてのお話をします。
OECD(経済協力開発機構)が2000年から国際的な学力調査PISAを始めました。これは15歳の子どもの「読解力」「数学的リテラシー」「科学的リテラシー」を測定する調査です。経済的発展のために必要な力がこれら3つだという研究に基づいて調査されたんでしょうね。
このことから、日本でも1990年代まで主流だった「知識の量=高い学力」という考え方から「知識と知識を合体させ、それから新しい考えを創造する」ことがより重要だという考え方に移り変わっていく必要がありました。昨今声を大にして掲げられている「持続可能な開発目標」や「AIが発達した未来」に対して人間はより「想像し、創造する力」が重要になってきたと報道されたりしているのもこの影響を受けているからなんですね。
特に「AIが発達した未来」は18世紀の産業革命、20世紀のIT革命に並ぶ、社会的に大きな変化だと言われています。
今までのように、労働して賃金を稼いで生活していく生活形態が根底から崩され、AIが労働をする一方で人間はよりクリエイティブな文化形成や発達のための研究をすることが可能になってくるでしょう。
そういった時代に突入するにあたって、僕たちももちろん考え方を変えていく必要がありますが、これからを生きる子どもたちにはより的確な力をつけてあげることも大切で、それこそが教育に携わる者の使命だと思っています。
僕が愉開塾の理念として創立当初から掲げているのが「生きる喜びを感じるための基礎を作る学習塾」というものです。これから起こる大きな変化の波を乗りこなし、その波を楽しんでしまうくらいアクティブにこの世界を生き抜く力を子どもたちにはつけてあげたいと思っています。
では実際にどういった教育を子どもたちに施していけばいいのか?また明日にお話ししましょう。