指導法

20.「好き」を生み出す言葉

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おはようございます!田畑です。

昨日4/7の北日本新聞朝刊に記事が載っていましたが私立学校である片山学園の初等科がついに開校されました。

初等科の校舎が愉開塾に比較的近いということで僕としても少し気になっているお話でした。

 

目標として「グローバル人材の育成」を掲げており、1年生から毎日英語の勉強を1時限設けて、卒業までに高校レベルの語彙習得を目指す。とのことで並々ならぬ意欲が感じて取れます。

 

さて「毎日触れる」というのは何かを習得するときに必ず必要な要素です。

毎日やっていれば嫌でも習得はできるはずなのですが、これが出来る・出来ないの差を生み出すのが「好き・嫌い」という感情です。

 

「好き」であればおのずと自分から毎日取り組むでしょう。「好き」という気持ちになるために必要な感情は「嬉しい」「楽しい」なので、この感情を生み出すことを意識した声掛けをしていきましょう。

ポイントは「絶対評価(他人と比べない)で、具体的に、できるだけ多く、褒める」ということです。

 

絶対評価で褒める…これは言い換えると「相対評価(他人と比べる)で褒めない」ということでもあります。「他の人よりもできていてすごい!」という褒め方は今後「これからも他の人に負けちゃいけない」というプレッシャーになります。子ども本人がレベルアップした、というその事実を褒めてあげましょう。

具体的に褒める…大事なことは今までと比べてどういう点でレベルアップしたのかを客観的に評価してあげることです。テストなどの点数も数字という意味ではわかりやすいですが、「(間違っていたとしても)記述問題が書けるようになった」ということも点数には見えませんが大きな成長だと僕は思っています。子どもが果敢にチャレンジしたところを日々見てあげることで気づけるようになるでしょう。

できるだけ多く褒める…これ、意外にできていない人が多いように感じます。日本では褒められるのが恥ずかしいという精神?が根付いていますが、これは「謙遜する」ことが誇張された結果だと思います。外国では褒められると素直にありがとうといって評価を受け入れます。日本の謙遜の精神が行き過ぎると、「これくらいごときのことで褒めなくてもいい」という常識が生まれてきてしまいます。これでは自己肯定感、そして次なるレベルアップへの意欲が刺激されなくなってしまいます。どんなに小さなことでもいいです。できるだけたくさん褒めてあげましょう。

 

ぜひ、意識をして子どもたちに声掛けをしていきましょう!

次回は逆に「嫌い」を生み出す言葉、またそれを改善するお話をします。

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