小学生 1~3年生

小学校の低学年の時期は人生の中でも一番吸収力があるため、学習面でいうと勉強の基礎の基礎を固めていく時期です。
また感受性も特に高くて人格形成していくうえでも大変重要な時期なので勉以外にも多くの経験を積むことでその後のお子様の興味関心の方向性に影響を与えることもあるでしょう。
親御様のもとから少し飛び出して、一緒に学んだり遊んだりする仲間を小学校で見つけて礼儀やコミュニケーション能力を本格的に身につけ始めるのもこの小学校低学年からです。子どもたちで集団で遊ぶことでコミュニケーションの力も育まれますが、遊びの中にルールを自分たちで作ることで論理的な思考力も養われてきます。

ですが、まだ「机に向かって勉強する」という概念自体が染み込んでいないので学習も遊びの延長から始めるのがいいでしょう。感受性が高いのでお子様がお持ちの強い好奇心をうまく「勉強」の内容に近づく方向に仕向けてあげることが「自然と勉学に励む姿勢」作りに重要となってきます。
ひらがなカタカナの読み書き、数字の意味の理解をしていくことで身の回りに溢れる文字に興味を示し始めるでしょう。鉛筆で自分のイメージを紙に書くということもお子様の想像力を伸ばすためには大変重要です。

愉開塾ではおもにプリント学習で運筆の練習からできるカリキュラムとなっていますが、文章の音読による読解力向上や足し算や引き算の理解をブロックなどの教材を用いてお教えしますので、頭だけでなく手や目を使った学習でどっしりとした土台を作ることができます。
また、小学校低学年のお子様の場合はまだどうしても「机に座って集中していられる時間」が短いです。
そういったお子様にはプリント学習だけでなく国旗カードや数字カードを教室にご用意していますので、ゲーム感覚で学習もできるようになっています。
大切なことはスポンジのように何でも吸収するこの時期にお子様の興味関心をしっかり伸ばしてあげることです。

小学生 4~6年生

10歳の年を迎えるころには学校の友達と遊んだり、遊べる道具も身の回りにたくさん増えてくるので小学校低学年の時期に比べて少し高度な好奇心を持つようになってきます。学校での勉強も「考え方の学習」からそれをもととした「知識の学習」に少しずつシフトしていきます。
たくさんの知識や情報を取り入れられるようになるので「どうして?」という疑問も数多く出てくるでしょう。もちろんそれに答えてあげる、または調べ方を教えてあげてお子様の好奇心をさらに刺激してあげることもとても大切です。

ただ小学校高学年の時期の場合でもまだ勉強の基礎を固めるべき時期であることを頭の隅にいれておかなければなりません。まだまだ「考え方の学習」の途中であったり、習ったことが定着していない時期なので、地道ではありますが反復学習によってしっかりとした土台にしてあげましょう。

子どもが勉強が苦手だと自覚を持って感じるようになり始めるのもこの時期が多いです。人間のやる気の根源は、何かしらの見返り(ご褒美)のためにがんばるという「報酬」と、自らやりたい・やることが楽しいからがんばるという「鼓舞」の2種類のどちらかと言われています。その時の見返りに満足してもさらに大きな見返りを求め始めて限界が見えてくる「報酬」よりも、自己満足を求めていく「鼓舞」の方がより今後の成長ののびしろを伸ばしていくために優れたモチベーションの上げ方ということは言うまでもないでしょう。

しかし「長い目で将来を見据える」ことがまだ難しい子どもにとって「鼓舞」だけで学習意欲を刺激するのは容易ではありません。
そこは柔軟に「報酬」も織り交ぜつつ伸ばしてあげることが長くお子様のモチベーションをあげていく手段なのです。
愉開塾でもただの反復学習にも「解答時間が短くなった」とか「正答率が上がった」といった風にお子様のわずかな成長も見つめて褒めて成功・達成を感じさせてあげることで、今後の成長への自信をつけてもらえるようにサポートします。

中学生 1~3年生

思春期・反抗期に入り、子どもと大人ですれ違いが起きてしまうこともしばしばあるようになってきます。親もしくは周囲の大人と子の間で価値観の違いが生まれるために反抗期がやってくると言われています。
逆にいえば子どもの価値観をしっかりと受け止めてあげれば、それを子どもが反抗せず「良い」と感じられる方法で親もしくは周囲の大人の価値観の方向へ導いてあげることも不可能ではないということです。

すなわち親子におけるコミュニケーションが大変重要になってくるということです。部活動や恋愛、また先輩後輩といった新しい人間関係など、思春期の間には目まぐるしい変化が起きてお子様自身も大きく変化します。親子でのコミュニケーションがどうしても減ってしまいますが、まだまだ子どもの成長には大人のサポートが必要です。

学習面では小学校で習ったことを基礎として本格的に「勉学」に取り組み始めます。勉強量も増えますし、部活動の時間などの時間も出てきますのでお子様に合った「自分に合う勉強法」を見つけて「学習習慣」をつけることがポイントとなってきます。どの教科も内容が濃くなってくるので文系科目や理系科目に得意不得意が出てくるかもしれませんが、中学生レベルの学習内容であれば点数をしっかりとれるかとれないかは単純に「やる気」の問題で、やればかならず結果がついてきます。
この時のやる気も小学4~6年生のコラムでお伝えしている「報酬」と「鼓舞」のうち、やはり「鼓舞」からわいてくるやる気の方がより意欲的になります。直近のテストに目標を立てるもよし、志望校を目指して計画立てて学習するもよし、将来の夢を思い描きながら励むもよし。
自分の目標や夢をもてるようになったらあとは突き進むだけです。それを維持向上するように学習面(わからないところの解決や勉強方法の相談など)だけでなく、精神面(褒めて自信をつけてもらったり、悩み相談など)からもサポートしていくのが愉開塾の役割と考えます。