勉強法

53.中間テスト対策 ~理科の勉強法~

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こんにちは!田畑です。

今日は中学生の1学期中間テスト対策として理科の勉強法のお話をします。

 

1年生は植物のつくり、2,3年生は化学の分野が出題範囲です。それぞれの分野でどのように勉強をしたらいいかを学年ごとにお話していきます。

 

○1年生

顕微鏡の知識…中学生になって最初に植物を観察するのですが、その時に使うルーペの使い方や顕微鏡の部品の名前と使い方を覚えておく必要があります。顕微鏡は特に使い方の順番をいくつかの問題を解いて慣れておきたいところです。また観察するときのスケッチの仕方も美術のときに描くような書き方ではないことも押さえておきましょう。

植物のつくり…主に花や葉、茎のつくりを学習するのでそれぞれの場所の名前を覚えましょう。被子植物と裸子植物で同じはたらきをする場所でも名前が違っていることもあります。表を作って分類したものを何度も見返してテストして、を繰り返して覚えていきましょう。

蒸散、光合成の仕組み…葉のつくりを詳しく学習する中で、気孔から気体の交換や水蒸気を出す蒸散について学んだり、葉緑体が光合成を行っていることを学んだりします。実験の問題は難易度が高い範囲ですが、それぞれの仕組みを理解していれば挑戦できると思います。ぜひ繰り返しトライを!

 

1年生は比較的記憶の分野が多いですね。全体的にパーッと復習するのを繰り返すのではなく、単元ごとに2周ずつ復習をしていってから最後にまとめて復習をする方が効果的だと思います。

 

 

○2年生

炭酸水素ナトリウムの分解…初っ端から難易度の高い実験から始まります。そしてこの実験によってわかる物質の変化、また何が発生するかを全て覚えていかなければなりません。分解の実験なのですが、これをもとにほかの物質で起こる熱分解や電気分解といったものも順番に覚えていく必要があります。1年生の時に学習した気体の調べ方(石灰水や線香を使いました)も思い出しておきましょう。

原子と分子…原子の性質と原子記号を覚えます。記号は英語(外国語)表記の頭文字を取っているので日本人にとっては馴染みのない繋がりでアルファベットを覚えていかなければなりません。また分子についても学習した後には物質を分類する力が問われます。「単体」「化合物」「純粋な物質」「混合物」などの分け方をマスターできればかなりの出来です。

鉄と硫黄の化合…分解の反対の化学反応である化合の実験です。特に硫化鉄の実験はその内容まで詳しく問われるので実験内容をしっかり押さえておきましょう。

化学反応式…上記で学習した化学実験を化学式を用いて表すという内容ですが、化学式を覚えていなければ元も子もありません。また反応前後での原子の種類と数が変わらないことも理解して式を作れるようにしておきましょう。

 

1学期中間テストの難易度としては2年生が一番高く感じるかもしれません。1年生は植物の範囲ですし、3年生は2年生のときの化学を一度学習しているのでハードルがそこまで高くありません。2年生は化学実験は初めてですし、化学式という日常生活ではほとんど関わりがないものを覚えなければならなかったり、実験の内容も1つ1つ覚えていく必要があるので大変だと思います。しかしこの範囲の内容は入試問題でも頻出しているので1度このタイミングでしっかり理解しておけば3年生の時に復習するときにも楽になれますよ!がんばりましょう。

 

○3年生

原子の構造、イオン式…新しく出てきた名称がたくさんありますが、下記2つの単元で使う基礎となるものばかりなので覚えましょう。表の形で問題を作って何度も解けるようにすれば繰り返しテストをして覚えていくことが出来ます。

電気分解の実験…物質が電離して、そこに電流を流すことによって元の物質が2つの物質に分かれる実験。塩酸と塩化銅水溶液の2種類の実験がありますが、変化が起こる流れは同じです。2つの実験から共通点を見つけて電気分解の実験の仕組みを大まかに理解しましょう。それができたら2つの物質の電離式、化学反応式を区別して覚えていきましょう。

電池の仕組み…電気分解の実験とごっちゃになる人が続出します。2種類の金属板をいれたときのそれぞれの金属板で起こる反応のところから実験で起こる変化の流れを何も見ずに説明することができるようになるまで覚えられるといいです。

 

 

すべての学年で各分野の導入部分ということもあり、計算問題などは出題されません。その分記憶したものをどれだけ解答用紙に書きだせるかが勝負どころになってきます。ワークを何度も解く、過去問を解くというふうにたくさん問題を解いて頭に沁みつけていくように勉強しましょう。

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