こんにちは!田畑です。
今回は僕の母親へのインタビューの最終回です。
テーマ
第1回「時間の管理」
第2回「勉強との付き合い方」
第3回「環境」←今回
第3回のテーマは「環境」です。
「環境」と一言で言っても様々ありますが、今回は特に「学習環境」「人付き合いの環境」についてのお話です。
Q1、前回も話題になりましたが、子どもの勉強を徹底的にチェックしていらっしゃいましたが、いつごろまでされていましたか?
A「勉強の内容の理解度まで確認していたのは小学校までですかね。学校の宿題から公文の宿題まで、問題を解いた状態を見ることを続ければ理解度はだいたい把握できるようになってきます。つまづいているところがあれば、わかるようになるまで説明をしてあげて、類題を作ったり本屋でドリルを買ってきたりしてやらせました。もちろんその場合もチェックは怠りませんでした。」
「中学生になるとテストの結果だけを見ていました。小学校の時までに徹底して学習内容をチェックしていたので基礎固めができていました。だから自分たちで乗り越えていったのだと思います。どうして間違えたのかを確認して、正しい解法を理解して、類題を練習しておくことは口酸っぱく言っていました。」
なるほど。概ね母親の話の通りだと思いますが、中学になってから自分たちで乗り越えていけた点に関しては、学校の先生に恥ずかしがらずに質問したりすることが出来ていたからだとも思います。大人へ気軽に話しかけられる性格も前々回でお話した通り、幼少期からの社会との関わりが影響してくると思います。
Q2、子どもにとっての人付き合いの環境の変化を大まかに教えてください。
A「幼稚園に上がるまでは、基本的には家族だけなので親や祖父母、遠くても親戚くらいしか関係はありません。しかし、幼稚園や小学校に行くようになると幼稚園と学校の先生や友だちという交友関係が一気に増えます。小学校4年生くらいまでは近所に住む友だちと遊んだりし始めますし、同時に町内の行事等に顔を出せば近所の人々との交流もあります。私は小学校高学年からはさらに広く、校区外の社会にも関わる環境を子どもに作ってあげたくて、スポーツクラブや商工会のイベントに参加させたりしました。」
子どもは勝手に興味のある分野であればそちらに自ら交友関係を広げていきますが、子どもの視野はまだまだ狭いので、それを広げてあげるのも親の役割なんですね。人見知りというのは生物として危険から自分を守ろうとする本能的なものなので、子どもは反射的に構えてしまいます。子どもの様子を見つつ、少しずつ外の社会に交友関係を作っていってあげるといいかもしれません。
Q3、習い事は僕も妹も「公文」と「卓球」を習っていました。経緯や目的などを教えてください。
A「公文は前回もお話しましたが近所にあって、自分で時間を管理する環境づくりの一環で習わせました。ただ、これは習い事全般においてなんですが、必ず子どもに体験をさせて、続けてやってみたいかを聞いていました。」
「卓球に関しては、あなた(僕)が小学校高学年だったので、校区外の交友関係を求めていたときにママ友からあなた(僕)の同級生が卓球を習わせていることを聞いて行ってみることにしました。」
内容に関しては継続できるように子どもの興味あるものを選んでいたようですね。そして最終的には「子どもに選ばせる」という子どもの意思を尊重するところもポイントだと思います。そして目的は「時間管理」と「交友関係(子ども同士だけでなくコーチや先生などの大人も含めて)の拡大」だったようです。
Q4、習い事でもよくあることですが、途中で嫌になって辞めてしまうこともあると思います。継続させるコツはありますか?
A「継続させる上での重要なことは「満足感」と「達成感」が秘訣だと思います。日々の生活では私が、習い事では先生が小さな目標を立てます。これを達成したら褒めてあげる。やらせたら投げっぱなしにはしないことが基本です。」
この辺りはどうやってそのやり方を母親が習得したのかは不明ですが、自己啓発や子育てなどの本に書かれていることそのままの話でした。途中で嫌になる理由は「飽きてしまう」「難しさを感じる」ことなどが挙げられます。「飽き」は変化がないことが理由なので、目標を掲げることで解消できます。「難しさ」に関してはその子にあったハードルを設定してあげることが大切で、日々の生活においては小さなハードルを並べてあげることがコツコツと成長していく上で大切なことです。
~まとめ~
・小学校までは子どもの学習内容の理解度を把握しておく
・親も子どもと一緒になって学ぶ
・人は本来人見知り。親が主導で徐々に交友関係を広げていってあげる。
・習い事は子どもの意思を尊重して選ぶ。
・継続に必要なのは小さな目標設定と細かく褒めること。
いかがだったでしょうか。
子どもの人付き合いの環境作りに関しては子どもの性格形成にも大きく影響してくることがわかりました。そして子どもの交友関係を自由にさせておいても、その視野の狭さからなかなか広い人付き合いは自らしづらいものです。子どもの意思を尊重しながら、いろいろな出会いをさせてあげたいですね。
以上で僕の母親へのインタビュー記事は終わりです。
今後も子育てや勉強法についてのインタビュー記事を書いていきたいと思います。