こんにちは!田畑です。
僕は「塾ジャーナル」という塾経営者向けの情報誌を購読しています。
今日は今月号に載っていた記事を紹介したいと思います。
塾ジャーナルは2年程購読しています。
記事内容としては教育改革の「英語4技能」や「思考力・判断力・表現力」についてのものがより具体的になってきています。
このことから、教育の時代の変化が訪れる瞬間が迫っているのをひしひしと感じています。
ではこのような大きな変化が来るのに対して今から取り組んでおきたいことは何かというと…
感想文・考察文を書く力を養うことです。
先ほど挙げた「英語4技能」のうち「Writing(書く力)」「Speaking(話す力)」ではアウトプットすること自体も注目されていますが、
そもそも「どういった内容を」書いたり話したりするかは「生徒自身が考える」必要があります。
これまでの教育と大きく異なるのはここです。
学校が用意したものを覚えて暗唱したり、事前に授業でお手本のような作文をちょっとアレンジして覚えてテストで書いたりということではないのです。
Speakingであれば、相手の質問に対して自分で答えを考えて応答し、さらに質問を加えて返して…
といったように本物のコミュニケーション能力を鍛える指導が行われます。
Writingであれば、お題を出されたらこれまで学んだ文法を駆使して自分オリジナルの作文をする必要があります。
こういった力は英語の語学力ももちろんですが、それ以前に発信する内容を「自分でオリジナルで考える」力が重要になってきます。
英語以前に日本語で自分の考えをまとめて、整理するという力を養わなければなりません。
そのために有効なのが最初に挙げた「感想文・考察文を書く力」を鍛えることなのです。
感想文であれば、「誰が、何を、どこで、いつ、誰と、どのように(これを5W1Hといいます)」といったポイントを押さえながら物語の大筋を書きつつ、
それに対して自分がどう感じて、何が自分の思想や考え方に変化を与えたか、今後の行動にどのように変化が生まれるのか、
そういった内容を論理的に組み立てられる力を養う必要があります。
実験などの考察文なら、実験の「目的、内容、結果」を端的かつわかりやすく書き上げ、
その上で「どうしてそうなったのか、その結果から考えられるさらなる次の課題は何か」などを自分で予想(これは当たりはずれは関係ありません)する力を養わなければなりません。
このように全体的に「自分で物事を考える、想像する力」に比重が置かれた教育にシフトしていくことは大方予想がついています。
今後社会で求められる力でもあるわけなので、ぜひ意識していきましょう。