こんにちは!田畑です。
今日は中学生の1学期中間テスト対策として英語の勉強法のお話をします。
1年生は初めてのテストになりますので比較的簡単で点数は取りやすい内容になっています。2,3年生は前学年の内容を踏まえた新単元が範囲となっているので基礎ができているかによって周りの人と大きく差が開いてきます。具体的な内容と対策法を昨日に倣って学年ごとに述べていきます。
〇1年生
アルファベット、文章のルール…アルファベットの大文字小文字を書く問題がでます。文章のルールは「人名や地名は1文字目を大文字で書く」「文章の終わりにはピリオドを打つ」というもので選択問題になっていたり、穴埋め問題になっていたりします。
単語…曜日や数字、授業で習った単語の絵が描いてあって、正しい単語を記号で答える問題になっている場合が多いです。スペルを正しくかける必要はありませんが、読んで単語の意味が分かる、という段階までは理解しておきたいです。
文法( I am ~. You are ~./疑問文と応答文、否定文)…並び替えから穴埋め、そして日本語を英訳という風に難易度が徐々に上がるように出題されます。文法の種類はIとyouのbe動詞だけなのでそこまで難易度は高くないと思います。
小学校まで習ってきた英語と違う点は英語を「書く」という点ですが、いきなり「難しい単語を覚えて書かなければならない」というような問題は出されません。アルファベットはこれから長い付き合いをしていくものなのでしっかり身につけましょう。単語はまずは見たときに発音を思い出して意味まで記憶をつなげられるようにしておくと今後楽になりますよ。
〇2年生
be動詞の過去形…1年生の2学期ごろまで学習していたis,am,areの過去形was,wereの登場です。これだけを覚えるならなんてことないのですが、be動詞は一般動詞と違って単語そのものにはっきりとした訳がないため、「~です」「~にいます」という現在形が「~でした」「~にいました」に変化していることを理解していないとテストでは点数に直結しません。また「yesterday」「last week」といった過去を表す単語が文章中にあることに気付けないといけないので、こういった単語も復習しておきましょう。
過去進行形…be動詞の過去形を習ったということで1年生の時に習った現在進行形の発展形を習得しました。これも「~しています」という日本語が「~していました」という言い方に変わっていることを理解しておく必要があります。また、現在進行形の時にも悩んだかもしれませんが一般動詞の文法ではなくbe動詞の文法で疑問文や否定文を書かなければならないので苦手な人は今一度しっかり復習しておきたいところです。進行形の復習タイミングは今回が最後!
look+形容詞、look like+名詞…「~に見える」という意味の文法ですが、上記の2つとは独立しているので覚えやすいと思います。しかしこれは一般動詞の文法で書くので疑問文を書くときに「Does he look ~?」というようにbe動詞ではないことを意識しておく必要があります。
1年生の後半に難しい内容を立て続けに学習しましたが、それを春休みにしっかり復習できていないとここからドミノ倒しのように英語の苦手が一気に進んでしまいます。復習といってもノートにまとめていても頭は学習してくれません。理解したと思ったら問題を解く。そして間違っていたらルールをもう一度確認する。そして再度解く。これを繰り返して頭に刷り込むように覚えていかなければ身に付きませんよ!
〇3年生
受け身…be動詞+過去分詞の文法構造はすぐに理解できると思います。be動詞の文法なので疑問文や否定文を書くのもそこまで難しくはないでしょう。しかし日本語を見て受け身の文法で書かなければならないか、能動態(2年生まで習ってきた「主語が~する」の文法)で書かなければならないかを判断できなければなりません。できればどちらも混ざった問題を解いていきたいですね。
現在完了…have+過去分詞で継続((期間中)ずっと~している)、完了(~し終わったところ)、経験(~したことがある)用法という3つの言い方を一気に学習します。学校によって出題される範囲は異なってきますが、文法構造はそれぞれほとんど一緒なので文法を理解するのは簡単だと思います。ただこれも日本語を見てどの用法で書けばよいかを判断できなければならないので、それぞれの意味を理解して、問題を解いて、を繰り返し練習しておきましょう。
make+人・モノ+状態…「人・モノを~の状態にする」という文法ですが、これも2年生のlook+形容詞と同様に上記2つとは独立した文法です。この単元だけやっていれば難しくはないのですが、たくさん問題が並んでいる中で「~にする」「~にした」という日本語を見てこの文法を思い出すのは難易度が高いです。この文法単体で練習するのではなく、いろんな問題が混ざった問題を使って練習するといいでしょう。
過去分詞という新しい動詞の型を覚えるところから始まりますが、生徒を見ていると学校でも入念に練習させているためかここで躓く生徒は少ないようです。学校によっては2年生の学習内容も出題される場合があるので今一度しっかり復習をしましょう。
学年が上がれば上がるほど、全学年の内容を理解していないと得点ができないようになっています。
つけ焼き刃でどうにかなる教科ではないので、春休みにしっかり復習できていたかがもろに結果に出てくるテストです。とはいえ何もしなくてもいいわけではありません。覚えなければならないものが多いからこそ1つ1つを丁寧に復習していきましょう!