こんにちは!田畑です。
今週中にはテスト範囲が発表され、中学生はテスト期間に突入します。そこで今日から5日間に渡ってテスト対策の勉強法を紹介していこうと思います。中学生の生徒さん、親御様方はぜひ参考にしてみてください!
今日は数学の勉強法についてです。
今回のテスト範囲は1~3年それぞれで「計算分野」の内容になっています。やるべきことはどの学年でも同じです。
・計算方法の理解
・練習
・練習
・練習
計算は速さと正確さが必要な分野なので、とにかく慣れが重要になってきます。とはいえ根性論のようなお話をしていても参考にはならないので各学年で分けて具体的に説明していきます。
〇1年生
出題内容は「正負の数の性質」「正負の数の大小」「正負の数の計算(四則計算)」です。
正負の数の性質…中学校に入って初めて習う「負の数」という概念をどれだけ理解しているかを確認します。「負の数」「正の数」「自然数」「整数」といった表現もわかるようにしておきましょう。
正負の数の大小…「+6と-8」の大小比較くらいならなんてことないかもしれませんが、「-3/8と-0.5」の大小比較といった小数や分数が混ざったものにも対応(どちらも分数の形にして通分すれば簡単に比べられます)できるようにしておきましょう。また、「-5より3大きい数」といった表現をされていくつになるかなどもできるようにしておきましょう。
正負の数の計算…四則計算のうち掛け算や割り算の方が慣れるのは早いでしょう。(+3)-(+8)といった符号が2つ並んだ正負の数の足し算引き算の問題は練習を積み重ねてスラスラ解けるようにしておきましょう。
〇2年生
出題内容は「文字式が入った計算」「文字式を使った説明問題」です。
文字式が入った計算…1年生の時に習った文字式の計算の延長線上にある内容です。2種類以上の文字は別々に計算できるようにしておきましょう。分数の足し算引き算では1年生で習った方程式の計算とごっちゃになって分母をはらう人が続出するので通分するように練習しておくといいです。「単項式・多項式」「次数」などの概念も押さえておきましょう。
文字式を使った説明問題…「偶数と奇数の和は奇数になる」や「2桁の正の整数と、その数の十と一の位を入れ替えてできる数の和が11の倍数になる」などの「数に関する法則」を説明する内容で、初めて「文章で説明する」ということで難関ポイントとなります。1問1問が重量級なので解くのに時間がかかりますが、何問も練習していくうちに解き方のパターンが決まっていることに気が付くと思います。そのパターンに当てはめて書けるようになればゴールはもう少し!いろんな問題を解いて慣れていきましょう。
〇3年生
出題内容は「式の展開」「因数分解」「式の計算の利用」です。
式の展開…2年生で習った分配法則を使った計算のうち、法則を持った掛け算の式の計算問題です。「展開」という言葉と「乗法公式」を理屈を理解してから覚えていきましょう。
因数分解…いわゆる「展開の逆」を行う計算ですが、式の展開がスラスラできていないと難しく感じると思うので、順番に練習を積み重ねましょう。また「素数」「因数」「素因数」の概念を理解しておくのと「素因数分解」をできるようにしておきましょう。
式の計算の利用…2年生の説明問題を今回の「式の展開・因数分解」を使って解いていく問題が出題されます。文章問題で述べられている数字を文字式を使って表せるようにしましょう(連続する2つの奇数、など)。この分野は2年生のときと同様に解法がパターン化されているので数をこなしてパターンを身につけてしまえばかなり有利になります。
各学年の習得難易度で一番易しいのは「計算問題」です。問題を解きながら体験的に覚えていくことができるので最低限ここはできるようにしていきたいところです。またそれぞれ用語を理解しておけば小さな点数ですが拾い集めていくことができるので、ないがしろにせずに覚えていきましょう。
やってはいけないこと…説明問題(2,3年生)が難しいからといって基礎問題(計算や用語覚え)をろくにせずに難問に挑戦し続けること。難問が解けたとしても3~5点程度です。それよりも計算問題の方が点数が1,2点程度とはいえ出題数が多いので、優先順位を間違えずに復習をしていきましょう!
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