こんにちは!田畑です。
今日は最近インパクトのある発信をしてメディアでとりあげられている「少年革命家ゆたぼん」君ですが、彼が発信していることとそれに対する反応についてお話しします。
少年革命家ゆたぼんチャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UCMod1HDUu_SZslmDApR8zOQ
ゆたぼん君は1年前ほどから不登校になって自分の好きな時に学校に通っている小学生です。不登校になった理由は「宿題をやりたくなかったから」「先生の言うことを聞く友達がロボットに見えたから」といった内容です。
言っていることはワガママに聞こえたり、10歳の子どもの戯言のように聞こえたりするかもしれません。僕も彼と話してみたいと思うことはたくさんあります。
しかし、今回は10歳という幼い子どもが社会に「問い」を投げかけたことに注目したいと思います。
普通の子どもは嫌々ながらも宿題をやるでしょう。効率が悪いとか意味がないとか違和感を感じながら先生の指示に従うでしょう。そしてそういう風に過ごして成長した大人は子どもに対して「自分たちも通ってきた道だから」というある意味根拠もない考え方で子どもに同じことをさせるでしょう。
これに対して疑問を自分の声で発信し、多くの人に考える機会を与えた点で彼を評価すべきだと僕は思います。
今の教育で「自分の意見を発信する」ことができる子はとても少ないです。
日常のことに注目して疑問を持って議論をしていくことは住みよい社会を作っていくためには必要不可欠です。社会を作るのは政治家だけではありません。政治家以外の人が政治的な発言をすると、それが変わった発言だからか「社会政治家だ」だとか「ちょっと危ない人」という認識をする人が多いような気がします。インターネットが普及してきて自分の意見を発信しやすい環境だからこそ、議論を深めることは容易なのでバンバンしていくべきだと思います。
しかし、「議論=口喧嘩」と誤認する人が多いのも事実。口喧嘩のつもりでなくとも「相手を論破する」ことを目的に議論を吹っ掛ける人も少なからずいます。教育の役割としては「意見や疑問を持ち、発信する力」と「相手の意見を理解する力」そして「お互いが納得いく折衷案を考えていく力」を子どもたちに教えていくべきだと思います。ゆたぼん君の場合は3つの力のうち「意見や疑問を持ち、発信する力」を持っています。残りの2つの力も兼ね揃えられるように今後の成長を期待したいですね。
2020年の教育改革でも、こういった議論をできるようにしなければならないという方針を示しているので今後ディベートやグループディスカッションという授業内容が増えてくるでしょう。近い将来には愉開塾でも「意見を持つ」ことや「討論する」ことを授業内容にした企画を考えていこうと思っています!