勉強法

34.「理解」と「定着」の良いサイクルを回そう

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こんにちは!田畑です。先週インフルエンザでお休みしていた生徒も復帰してきて教室もにぎやかになってきました。子どもたちの笑い声が響くというのはいいものですね。

 

一方で勉強の方はといえば、先々週に指導したことを忘れてしまっている子も多くいます。

しかしちゃんと覚えている子もいる。この違いは何か。

 

それは「もともと頭の出来がいい」わけでも「教えてもらった時の理解力が違う」わけでもないんです。

 

違いの理由は「復習をこまめにしているかしていないか」のただ1つなのです。

愉開塾では森塾(https://www.morijuku.com/)のフォレスタを導入しています。フォレスタの指導方法は

①まずは授業をする。

②授業で聞いたところの重要単語を赤シートを使って覚える。

③重要単語を口頭でテストをする。

④実際に問題を解いてみる。

⑤類題を復習課題として家でやってくる。

これを繰り返していく内容になっています。ポイントは③と④で一度生徒の理解力を判定しておけるということです。

僕はここで子どもたちが目標ラインまでの内容を理解していることを確認したうえでその日の勉強を終わらせています。

つまり、指導した時点ではみんな理解をしているわけです。

 

しかし、記憶というものを人間はどれほど持たせておくことができると思いますか?これを研究した学者にエビングハウスという人がいます。

下のグラフは有名なエビングハウスの忘却曲線というものです。

1日目に学習したことは次の日には半分以上忘れているといわれています。

そのあとも「思い出す」行為をしない限り記憶は減っていく一方で1週間後には10%も覚えていない程度になってしまいます(赤色の曲線)。

しかし一方で、翌日に復習をすると忘れる程度が少なくなるのです(緑色の曲線)。そしてそれを繰り返せば繰り返すほど記憶として定着していくのです。

 

箸でご飯を食べたり、コップで飲み物を飲むのだって赤ちゃんの時からできていたわけではありません。

毎日毎日練習していくうちに少しずつ上手になっていったからこそ、今は当たり前に「できる」のです。

 

勉強も同じです。毎日毎日少しだけ習ったところのワークを見直すだけでもいいのです。少し触れておくだけで1週間後にも忘れずに覚えておくことができます。

最初は記憶を定着させるまでしんどいかもしれません。しかし5分から10分程度でいいのです。これを「やる」か「やらない」か。

テストで点数を取れるかはこれだけの違いです。点数をとりたければやればいいのです。やりましょう。今日から!

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