田畑の考え方

44.どうやって子どもを応援しよう?

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こんにちは!田畑です。

一昨日のブログでは「子どもに夢を持たせる」ためには「見聞や経験から成る知識」「基礎学力(計算力と読解力)」だとお話ししました。

 

今日はその夢を追いかけるために必要な力「その夢への執着力」とそれによって生まれる「継続力」についてとそれを親を含めた周りの大人がどのようにして応援すべきかについてのお話をします。

 

大人の多くは「昔はこんな夢があったけど…」「〇〇にあこがれていた時期もあったな…」という後悔を抱えているのではないでしょうか。これは裏を返せば「夢を持つことはできたけど追いかける力が足りなかった」ということができます。当時の憧れへの執着心がそこまで高くなかった、周囲に反対されて諦めてしまった、がんばることに疲れてしまったなど理由は様々あるでしょう。今回はその夢をどうすれば叶えられるかを具体的に提示してみようと思います。

 

※1つここで注意しておきたいのは、「夢が叶わなかった≠今は幸せではない」ということも大切だということです。1つのことに没入するのとは逆に、様々なことを経験して人生を豊かにすることも幸せと感じる方法の1つだと思います。あくまでも「夢を叶える」という行動を成功させるための方法論です。

 

夢を追いかけるために必要な力

「夢への執着力」

子どもが好きなことに取り組んでいる様子はまさしく言葉通り「無我夢中」だなぁと感じることが多々あります。「お腹が空いた」だとか「眠たい」なんてことも忘れてひたすらに自分の好きなことに取り組むなんてことは大人でもなかなかできないことではないでしょうか。この執着心は「わからないことを解明したい」という気持ち、つまり好奇心がとても旺盛になっている心理状態です。これを維持するためには自分で「新たなわからないこと」を見つけることが大切です。そうすればさらなる探求心が芽生えて好奇心が途絶えることがなくなります。

しかし子どもによっては自分の満足するまで追求した結果、それに飽きてしまうこともあります。そうなってしまえば現時点でその夢を追いかける力はなくなったと言っても過言ではないです。しかしこれで悲観的になってはいけません。ここで「もったいないから…」といって無理やり続けさせても良い方向に進む確率は低いです。続けさせる方がいいのはかなり長い間続けていて、ある一時の感情で辞めようとしているときです。飽きてしまった子どもにはさっさと次の好きなことを見つけられるように手を施していきましょう。

つまり「夢への執着心」なんて大それたことを言っていますが、それを持つか持たないかは子ども自身に委ねられているのです。しかしこの執着心を持てるように様々なことに触れさせたりチャレンジさせたりするという「経験」をたくさんさせてあげることが大人のやるべきことだと僕は思っています。

 

「継続力」

これは①の夢への執着心がついてきて、楽しいことだけでなく苦しかったり嫌なことがあったときの対処法というお話です。つまり継続して好きなことについて詳しくなったり、スキルを磨いてはきたけれども挫折しそうな出来事があったりといったときに周りの大人がとるべき姿勢についてです。

この場合はケアの仕方がとても難しいですが、大切なことは「夢を追ってきた子どものことをこれまでどれだけ応援してこれたか」です。言い換えるとどれだけ信頼されているかということですね。親身に応援してくれた人にこそ人は心を開きます。

まずは子どもの言うことを「聞いて」あげましょう。ちょっと聞いただけで分かった気になって話の腰を折ってアドバイスを始める人は「あ、この人は話聞いてくれない人だな」ということで信頼されません。

話を聞いたら次にすべきことは場合分けされます。一時の苦しみを吐き出したいだけで自分で解決策を見出せそうなら「共感」してあげるといいでしょう。本当に困っているようなら解決できるであろうアドバイスを考えて「提示」してあげるといいです。このときも対応の仕方としては「話の主体は子ども」というスタンスを守りましょう。どちらの場合でも「してあげている」という気持ちが混ざってしまうと親切の押し売りになりがちです。

イメージとしては「舞台俳優を支える黒子」になれるように意識するといいかもしれません。

 

将来大きく羽ばたいてもらえるように僕も日々意識して子どもを見守っていきます!

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